9月1日は防災の日です。メディアで盛んに過去の災害等が映し出されると、
非常食を用意しなきゃとか、用意した食品の賞味期限の確認をする方も多いでしょう。
でも、非常食って本当に災害が起こったときにあまり役に立たなかったそうです。
例えば、カンパンは硬すぎて、お年寄りや幼児には食べられなかった。
災害地には汚れた水しかなく、水を使って調理できない。など
向こう3年、5年は消費期限のある食品を買うことで安心してしまい、実際の災害時の状況までは見通せてなかったようです。
では、どのようなものを用意するのが良いのでしょうか?
防災食はおいしい非常食
非常食というのは誰でも知っています。
代表的なのは、カンパンでしょう。
わたしは食べてみましたが、とても固いし、味はないし、お腹が減っても食べる気にならないものでした。メーカーがどうこうではなく、そのような食品なのでしょう。
実際の被災地では、身の回りの方の死を目の前にすることがあるかもしれません。
そんなときに普通の食事に近いものを食べることで、精神的に耐えることができ、乗り越えていく活力になるのではないでしょうか。
それが防災食です。
防災食のおすすめは豚汁
災害ともなれば、まず不足するのは水です。備蓄した水はすぐに底をつくでしょう。
でも、汁物を食べることで水分を摂ることができます。
レトルトの豚汁はいろいろな野菜や肉が入っているので、バランスよく栄養を摂ることができます。
防災食ではパンがおすすめ
保存食のご飯は商品としてあるのですが、そのままでは食べられません。食べるには以下のことをしなければなりません。
・電子レンジで2分加熱 → 被災地で電子レンジ使えそうでしょうか?
・お湯を入れて15分 → 沸かすということは、ガスコンロかIHコンロかヒーターが必要です。カセットコンロが近くに転がっていれば良いのですが。
・水を入れて60分 → 出来上がりはすっかり冷めたおかゆの感じでしょうか。それと60分間待てますか?
そこで、缶詰入のパンです。これなら調理なしで食べられます。
多少しっとりしていて、水がなくても食べやすいようです。
まとめ
普段の食事に近い食品を災害に備えて用意することを防災食といいます。
バランスよく栄養をとれるのは、豚汁。
缶詰入パンなら、普段の食事に近いので食べやすいと思いますよ。