パソコンやビデオレコーダーのチラシをみていると出てくるGBやTB。
数字の大きい方が容量は大きいことはわかるんだけど、GBとTBはどう違うの?
わかりやすく説明いたします。
パソコンの容量の単位の仕組み
コンピュータというのは、命令や計算、一般で使っている数字も0と1に置き換えて動いています。
私達が使っている10進数では0~9の数字を使いますが、コンピュータには適していません。
適しているのは、0と1しか使わない2進数です。
例えば、200という数字はコンピュータ内部では2進数に変換され扱われています。
10進数では10になるごとに位が上がります。
2進数では2になるごとに位が上がるんです。
2進数の1桁をビットといいます。
2進数で8桁のものを8ビット=1Byte(バイト)といいます。
GB(ギガバイト)やTB(テラバイト)のBはこのことです。
8ビットでは0~255までの数字を表すことができますので、
1バイトでは、(0または空白も1種類と数えると)256種類の文字一つを記憶することができます。
パソコンの容量のGBとTBはどっちが大きい?
1バイトで1文字の記憶しかできません。実用にするには1000バイトくらいは欲しいところです。
そこで1024バイト=1kB(キロバイト)と表現するようになりました。
さらに容量が増えて1024KBになると1MB(メガバイト)に
さらに増えると1024MB=1GB(ギガバイト)
さらにさらに1024GB=1TB(テラバイト)
なぜ1024なのかというと、2進数で10桁目が1024だからなのです。
もう一度最初の図をみてください。
左次の位は必ず2倍になっていますから、
128の位の次は、256の位。その次は512の位。その次は1024の位になるんです。
パソコンの容量でTBより大きい単位はあるの?
はい、1024TBで1PB(ペタバイト)になります。
それより大きい単位もありますが、さきほどの復習も重ねて載せておきます。
1Byte(バイト)=8ビット
1KB(キロバイト)=1024Byte(バイト)
1MB(メガバイト)=1024KB(キロバイト)
1GB(ギガバイト)=1024MB(メガバイト)
1TB(テラバイト)=1024GB(ギガバイト)
1PB(ペタバイト)=1024TB(テラバイト)
1EB(エクサバイト)=1024PB(ペタバイト)
1ZB(ゼタバイト)=1024EB(エクサバイト)
1YB(ヨタバイト)=1024ZB(ゼタバイト)
まとめ
コンピュータの世界では2の倍数のほうが都合がいいのです。
だからSDカードも1GBの次は2GB、次は4GB、8GB、16GB、32GB、64GB、128GBというラインナップになるんです。
お役に立てたら嬉しいです。